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陸奥宗光没後記念事業展開へ

 

 

 

 

 

 

 

04月19日 17時25分

明治時代に外務大臣などを務めた和歌山出身の政治家、陸奥宗光が亡くなって120年になる、ことし、市民などでつくる実行委員会では、さまざまな記念行事を行うことにしています。

陸奥宗光は幕末に和歌山で生まれ、坂本龍馬の海援隊で活躍したあと、明治時代には 外務大臣として不平等条約の改正などに力を尽くしました。

ことしは、陸奥が亡くなって120年の節目にあたるため、市民などでつくる実行委員会では、さまざまな記念行事を計画していて、19日、その概要を発表しました。

それによりますと、陸奥の功績を子どもたちに知ってもらうため、県内の小中学校や高校から申し込みを受け付け、希望のあった学校で出前授業を行うということです。

また、海援隊での活躍にちなんで、小学生が手旗信号の使い方などを学ぶ体験イベントを開くほか、命日の8月24日には、研究者などによるシンポジウムを計画しているということです。

実行委員会の事務局長を務める臼井康浩さんは、「陸奥宗光について授業で習ったことがあっても、和歌山出身だということが県内でもあまり知られていないのが残念です。陸奥の人生を知ることで、不安定な現代の世界をどう生きていけばいいのか、考えるきっかけにしてほしい」と話していました。