• 2018-12-08(土) 16:07

明治21年に、日本が初めて結んだ平等条約「日墨修好通商条約」の樹立130年を記念し、条約締結に尽力した和歌山県出身の政治家、陸奥宗光の功績を顕彰するシンポジウムが、今日、和歌山市で開かれました。
このシンポジウムは、陸奥宗光の功績を顕彰し教育に活かそうと、平成27年に有志により設立された「陸奥宗光外務大臣」の功績を教育に活かす実行委員会が開いたもので、会場の県立図書館メディアアートホールには、およそ250人が集まりました。
シンポジウムでは国連PKOゴラン高原派遣輸送隊の初代隊長などを務めた佐藤正久外務副大臣が基調講演を行ったほか、明治21年にメキシコと結んだ「日墨修好通商条約」についてのパネルディスカッションが行われました。
陸奥宗光が駐米全権公使として、明治21年にメキシコと結んだ「日墨修好通商条約」は、日本が初めて結んだ平等条約で、後の不平等条約改正の起点となる重要な役割を果たしたと評価されています。
実行委員会は現在、和歌山市内の小中学校などで、陸奥宗光の功績を紹介する出張授業を行っていて、今後もシンポジウムなどを通じて陸奥宗光の「平等への想い」を伝えていきたいとしています。

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