訃報『津本 陽』先生
津本 陽先生のご訃報に接し、謹んで哀悼の意を表するとともに、ご冥福をお祈り申し上げます。
平成30年5月26日(土)、歴史作家の大御所「津本 陽」先生が嚥下性肺炎でお亡くなりになりました。89歳でした。
津本先生は、明治期の紀州古式捕鯨を描いた「深重の海」で直木賞を受賞。
数々のベストセラーを生み出し、平成9年に紫綬褒章、平成15年に旭日小綬章を綬章しました。
歴史時代作家クラブの名誉会長兼顧問を務められ、わが国の歴史作家の重鎮でいらっしゃいました。
平成28年9月20日に刊行した「叛骨 -陸奥宗光の生涯ー 上巻・下巻」が遺作となりました。
「明治150年」の年にお亡くなりになられた津本 陽先生。
和歌山市出身であり、陸奥宗光の生家であった和歌山市吹上に在する旧和歌山中学(現和歌山県立桐蔭高等学校)の卒業生で
いらした御縁から、郷里の偉人「陸奥宗光伯」の生涯を綴った「叛骨 -陸奥宗光の生涯ー 上巻・下巻」を
遺作として旅立たれました。
当会は、津本先生の遺作「叛骨 -陸奥宗光の生涯ー 上巻・下巻」を、陸奥宗光伯及び明治時代を学ぶ教材として 推薦 致します。
産経新聞記事